日光東照宮や華厳の滝、温泉で有名な日光・鬼怒川。日光・鬼怒川に路線持つ東武鉄道ではSLを運行しており、観光の新しい名物になっています。
車内には昭和レトロな雰囲気があり、沿線やスタッフの方が温かく歓迎してくださいます。乗車時間も短く、料金も1,000円程度のため、気軽に乗車できます。
この記事では、筆者が実際にSL大樹に乗車し、おすすめの座席や料金のほか、車内の様子や実際に乗ってみた感想などをご紹介します。
SL大樹とは

「SL大樹」とは、東武鉄道が運行している蒸気機関車の観光列車です。日光東照宮やいろは坂、温泉で有名な日光・鬼怒川エリアを走っています。
東武鉄道は元々蒸気機関車を運行していませんでしたが、JR各社や真岡鐵道、大井川鐵道など全国の鉄道会社から車両の譲渡・貸与や技術協力・支援を受けて運行が実現しました。
客車の種類と選び方

SL大樹の客車は3両連結されていますが、それぞれの客車に特徴があります。客車は好みや旅のスタイルに合わせて選ぶことができます。また、座席指定券を購入する際に希望の車両や座席を指定することが可能です。
12系客車(展望車)
車両の端に開放型の展望デッキが設置されており、SLの煙のにおいや汽笛の音、風を大迫力で体感できます。車内は窓が開閉できるボックス席で、中央に大きなテーブルが設置されています。ファミリーやグループでワイワイ過ごしたい方、SLの臨場感を全身で味わいたい方に最適です。
14系客車(一般車)
昭和の急行・特急列車などで親しまれた雰囲気をそのまま残しつつ、シートやトイレなどが綺麗にリニューアルされています。昭和レトロな空間でゆったりと落ち着いて車窓を楽しみたい方におすすめです。
14系客車(ドリームカー)
もともとJR北海道の夜行急行等で活躍していた車両で、独特の座席配置や内装を備えた特別な客車です。
予約方法とチケットの買い方
SL大樹は全席指定制
SL大樹・DL大樹は全席指定席となっており、乗車日の1ヶ月前から座席指定券を購入できます。
座席指定券はインターネット予約サイト(トブチケ)、東武線各駅の窓口、または旅行代理店(東武トップツアーズ等)で予約できます。また、予約時に空席の中から希望の号車や座席を選ぶことができます。
編成の確認方法は?
運転日や便(SL大樹1号〜8号など)によって「どの客車(青色編成か、展望車を含む編成かなど)」が連結されるかが決まっています。東武鉄道公式サイトの「SL・DL編成予定表」などで乗車予定日の編成を確認してから座席を指定すると確実です。
走っている区間
SL大樹は東武日光駅~下今市駅~鬼怒川温泉駅を走っています。
SL大樹のおすすめ座席は?

おすすめ座席は窓側
SL大樹の客車は、基本的に窓側が「A席・D席」、通路側が「B席・C席」の配置になっています。
もし座席を選べる状況であれば、窓側である「A席」または「D席」の予約をおすすめします。
窓側の座席からは、鬼怒川の豊かな山々や川の風景を楽しむことができます。さらに、沿線に住む方々や駅員さんが笑顔で手を振って歓迎してくれるあたたかい光景が名物となっており、窓側の席であればそうした心温まる交流や写真撮影を堪能できます。
SL大樹の料金

SL大樹は座席指定制のため、乗車券のほかに座席指定券が必要です。料金は次の通りです。
SL大樹
| 乗車区間 | 大人(中学生以上) | 小児(小学生以下) |
|---|---|---|
| 下今市駅⇔鬼怒川温泉駅 | 1,000円 | 300円 |
SL大樹ふたら
| 乗車区間 | 大人(中学生以上) | 小児(小学生以下) |
|---|---|---|
| 下今市駅⇔東武日光駅 | 1,000円 | 300円 |
| 東武日光駅⇔下今市駅⇔鬼怒川温泉駅 | 1,150円 | 300円 |
DL大樹(ディーゼル機関車)
| 乗車区間 | 大人(中学生以上) | 小児(小学生以下) |
|---|---|---|
| 下今市駅⇔鬼怒川温泉駅 | 750円 | 200円 |
SL大樹の車内

車内の雰囲気
車内は4列のシートになっており、昭和時代をイメージさせる青いモケットのシートがありました。鉄道博物館などでこのような車両を見たことはありますが、実際に動いているところを見ると不思議な気待ちになります。
また、客車の一部には誰でも自由に立ち寄れるフリースペースの展望デッキがあります。デッキ部分には椅子も設置されています。
この展望デッキの特徴は、窓がなく手すりのみが設置されている開放的な構造です。風を感じながら景色を眺められるほか、列車が走る音や煙の匂いを体感できます。

車内サービス・車内販売
SL大樹では車内販売が行われています。アテンダントさんから、SLにちなんだ黒いアイスや、あられなどのお菓子やスイーツ、SL大樹のグッズなどを販売しています。
ただし、駅弁は車内販売ではなく、下今市駅・東武日光駅・鬼怒川温泉駅の売店で販売されています。乗車前にお買い求めのうえ乗車するのがおすすめです。
転車台を見学

下今市駅の構内には、SLの進行方向を回転させて転向させるための転車台が設置されています。転車台とはSLの進行方向を変える機械のことです。
SL大樹が下今市駅に到着して乗客が降りた後、SLは車庫へと向かうためにこの転車台へと入っていきます。下今市駅には線路のすぐ脇に専用の見学スペースが設けられており、目の前で巨大なSLが旋回するシーンを間近で楽しむことができます。
また、広場のすぐ隣には「SL展示館」も併設されており、SLの歴史や仕組みに関する資料、ジオラマなどが展示されています。乗車前後の待ち時間を利用して、SLの魅力をゆっくり堪能できる立ち寄りスポットです。
SL大樹の詳細

| 列車名 | SL大樹 / SL大樹 ふたら |
|---|---|
| 運行会社 | 東武鉄道 |
| 運行区間 | ・下今市駅 〜 鬼怒川温泉駅 ・下今市駅 〜 東武日光駅 |




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