新大阪〜名古屋間を移動する際、移動コストを少しでも抑えたいと考えている方は多いのではないではしょうか。東海道新幹線の主要区間であるこの区間は、のぞみ号を利用するのが一般的ですが、実はチケットの買い方や列車の選び方を工夫するだけで、通常料金よりも安く移動することができます。
割引サービスには、年会費無料のネット予約「スマートEX」や、早期予約で大幅にお得になる「EX早特」、自由席やひかり号の活用、さらには「ぷらっとこだま」まで、数多くの選択肢が存在します。しかし、サービスごとに割引額や利用条件、手軽さが異なるため、どれを選ぶのが自分にとって最適なのか迷ってしまうこともあります。
そこで本記事では、私自身が実際に体験したことをもとに、それぞれの「お得になる金額」だけでなく、予約の「難易度」や「おすすめ度」を5点満点で独自に評価してまとめました。
ご自身のスケジュールや予算に合わせて、最も賢く快適に移動するための参考にしてみてください。
新大阪~名古屋の新幹線を格安で乗る方法

新大阪〜名古屋間で新幹線を利用する際、少し工夫をするだけで通常料金よりも安く移動することができます。主な節約方法は以下の通りです。
- 「のぞみ」ではなく「ひかり」を利用
- ぷらっとこだま
- 自由席
- スマートEX
- EX早得
- エクスプレス予約
今回は、私自身が実際にこれらの方法を利用した体験をもとに、お得になる金額はもちろん、利用する際の「難易度」や「おすすめ度」を5点満点で独自に評価してみました。ご自身のスケジュールや重視するポイントに合わせて、最適な移動方法を見つける参考にしてみてください。
| お得になる金額(目安) | 目安の金額をここに記載します。 |
|---|---|
| 難易度 | ★/5点満点中 |
| おすすめ度 | ★★★★★/5点満点中 |
「のぞみ」ではなく「ひかり」をつかう

| お得になる金額(目安) | 210円 |
|---|---|
| 難易度 | ★/5点満点中 |
| おすすめ度 | ★★★/5点満点中 |
まずは最も手軽に利用できる節約方法からご紹介します。それは「ひかり号」を利用する方法です。
ひかり号は、最速達ののぞみ号と各駅停車のこだま号の中間に位置する列車です。のぞみ号よりも自由席の両数が多く、混雑を避けやすいというメリットもあります。
新大阪〜名古屋間を運転するひかり号には、主要駅のみに停車する速達タイプの列車と、各駅に停車するタイプの列車があります。今回は、のぞみ号と変わらない速さで移動できる前者の速達タイプを中心に解説します。
のぞみとひかりの所要時間はほぼ変わらない
新大阪〜名古屋間の所要時間は、のぞみ号が約49分であるのに対し、速達タイプのひかり号は約54分です。その差はわずか5分程度しかありません。
この約5分の差は、主に途中の京都駅で後続ののぞみ号を通過待ち(退避)するために生じるものです。そのため、京都〜名古屋間のみを移動する場合であれば、停車駅も所要時間もまったく同じになります。
のぞみよりもひかりの方が安い料金が設定されている
東海道新幹線をはじめとする多くの新幹線では、最速達種別の指定席料金が他の列車よりも高く設定されています。
東海道新幹線においても、のぞみ号の指定席料金はひかり号やこだま号より高く設定されています。普通車指定席の場合、のぞみ号とひかり号の価格差は210円(繁忙期や最繁忙期はさらに加算)です。
なお、自由席を利用する場合はのぞみ号もひかり号も同額ですが、指定席を確保して確実に座って移動したい場合、ひかり号を選ぶことで所要時間をほぼ変えずに費用を抑えることができます。
各駅に停まるひかりもあるので注意が必要
ひかり号は日中時間帯に1時間に2本運行されています。
しかし、そのうちの1本(岐阜羽島駅・米原駅に停車するタイプ)は、新大阪〜名古屋間を各駅に停車するため、所要時間が1時間強とかかります。
指定席の予約や乗車をする際は、途中の停車駅や到着時刻を事前によく確認しておくことが大切です。
スマートEXからの予約で410円安くなる
券売機で予約する場合は210円の価格差ですが、パソコンやスマートフォンで利用できるスマートEXでひかり号を利用すると410円安くなります。
詳しくは下記をご覧ください。
ぷらっとこだまを利用する

| お得になる金額(目安) | 1,340円 |
|---|---|
| 難易度 | ★★★/5点満点中 |
| おすすめ度 | ★★★★/5点満点中 |
ぷらっとこだまとは?
『ぷらっとこだま』は、JR東海ツアーズが企画・販売する東海道新幹線の旅行商品です。東海道新幹線の各駅停車である『こだま』の指定席に、通常よりも安くで乗車できるのが最大のメリットです。
利用区間は東京~新大阪の間で設定されています。『こだま』は各駅停車のため、『のぞみ』や『ひかり』に比べて所要時間は長くなります。しかし、片道の乗車料金が数千円単位で安くなるため、移動時間を許容できる旅行者にとっては非常にコストパフォーマンスの高い移動手段となります。
1本のドリンクが無料で引き換えられる「ドリンクチケット」付き
ぷらっとこだまを購入すると、乗車券のほかに専用の「ドリンクチケット」が1枚付与されます。
このチケットは、東海道新幹線の各駅構内にある指定の売店(「キヨスク」「グランドキヨスク」「デリカステーション」「PLUSTA」など)で利用可能です。
税込350円以下のソフトドリンク、または缶ビールや缶チューハイなどのアルコール飲料(一部制限あり)1本と無料で引き換えることができます。新幹線への乗車前に手軽に飲み物を調達できる、利便性の高い特典です。
ぷらっとこだまの詳細
ぷらっとこだまのについての詳細は以下の記事で紹介しています。
メリットや利用時の注意点などを詳しく知りたい方はご覧ください。
自由席を利用する

| お得になる金額(目安) | 740円 |
|---|---|
| 難易度 | ★/5点満点中 |
| おすすめ度 | ★★/5点満点中 |
普通車指定席ではなく自由席を利用することで、通常期で740円安く移動することができます。
指定席を利用する場合はのぞみ号とひかり号・こだま号で料金が異なりますが、自由席の場合は列車種別にかかわらず一律で同額の料金が適用されます。
のぞみの自由席は2両のみ
これまで、のぞみ号の自由席は1号車から3号車までの3両設定されていましたが、指定席需要の拡大に伴い、2025年3月のダイヤ改正より自由席は1号車と2号車の2両のみに減少しました。
座席数が大幅に減ったため、時間帯によっては以前よりも混雑しやすく、着席できる確率が下がっています。
新大阪から乗る場合は始発列車がおすすめ
新大阪駅から乗車する場合は、新大阪駅が始発となる列車を狙うのがおすすめです。
新大阪始発ののぞみ号であれば、ホームに早めに並んでおくことで、自由席であっても高い確率で座席を確保することができます。
ひかりの自由席は5両連結されている
のぞみ号の自由席が2両に減った一方で、ひかり号の自由席は1号車から5号車までの5両が確保されています。
のぞみ号に比べて自由席が多いため、席を見つけやすく、快適に座って移動したい場合の選択肢の1つとなります。
繁忙期はのぞみが全車指定席になる場合もある
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始などの超繁忙期においては、のぞみ号が全車指定席で運行される期間が設定されます。
この期間中はのぞみ号の自由席が存在しないため、自由席で乗車できるのは「ひかり号」または「こだま号」のみとなります。混雑期に移動を計画する際は、事前に対象期間や運行状況を確認しておくことが重要です。
スマートEXで券売機よりも安く利用する

| お得になる金額(目安) | 200円 |
|---|---|
| 難易度 | ★★/5点満点中 |
| おすすめ度 | ★★★/5点満点中 |
スマートEXとは
スマートEXは、東海道・山陽・九州新幹線をPCやスマートフォンから手軽に予約できるネット予約サービスです。ブラウザからの利用はもちろん、専用のスマホアプリも用意されています。
手持ちのクレジットカードと交通系ICカード(SuicaやICOCAなど)を紐づけることで、駅の券売機でチケットを発券することなく、タッチするだけでスムーズに乗車できます。
スマートEXを利用して指定席を予約する場合、駅の券売機や窓口で通常きっぷを購入するよりも片道200円安く購入できます。
年会費も無料のため、たまにしか新幹線に乗らない方でも損なく活用できるのが大きな魅力です。さらに、乗車前であれば何度でも手数料無料で列車や座席を変更できる利便性も備わっています。
スマートEXには早割もある
スマートEXでは、事前予約によってさらに割引率が高くなる「早特商品」も用意されています。
乗車日の7日前までの予約で大幅に安くなる「EX早特7」や、2人以上の利用でお得になる「EXファミリー早特7」など、条件に合えば通常料金よりも遥かに安く指定席を確保できます。座席数には限りがあるため、予定が決まっている場合は早めの予約がおすすめです。
詳しくは下記よりご確認ください。
通常ののぞみとスマートEXのひかりの比較
| のぞみ普通車指定席(券売機) | 6,680円 |
|---|---|
| ひかり普通車指定席(スマートEX) | 6,270円 |
| 価格差 | 410円 |
駅の窓口などで購入する際、通常期に発売されるのぞみ号の普通車指定席は6,680円です。一方で、スマートEXを利用してひかり号の普通車指定席を予約すると6,270円となり、410円安く移動できます。
所要時間がほとんど変わらない速達タイプのひかり号とスマートEXの割引を組み合わせることで、指定席に座りながら無理なく移動コストを削ることができます。
EX早得で大幅に安くできる

| お得になる金額(目安) | 商品ごとに異なります。 |
|---|---|
| 難易度 | ★★★★/5点満点中 |
| おすすめ度 | ★★★★★/5点満点中 |
EX早特とは
EX早特は、スマートEXの会員限定で利用できる、ネット予約専用の早期割引サービスです。乗車日より前に余裕をもって予約を行うことで、通常の指定席料金よりも大幅に安く新幹線に乗車することができます。
乗車日の7日前までに予約する「EX早特7」など、申し込みのタイミングや目的に応じた複数のプランが用意されています。
ただし、EX早特を利用する際にはいくつか注意点があります。
まず、販売される座席数には列車ごとに限りがあるため、混雑する時間帯や時期によっては早期に完売してしまう場合があります。過去に私も利用したことがりますが、発売開始と同時に予約をしなければすぐに完売してしまいます。
また、ゴールデンウィーク・お盆・年末年始などの繁忙期には利用できない期間が設定されている点にも注意が必要です。
予定が早めに決まっている場合には大幅な割引となりますので、スケジュールが確定した段階で早めに予約しておくのがおすすめです。
EX早特の種類
※今回は新大阪~名古屋で使用できるものをピックアップしてご紹介します。
EX早特3
特徴
- 乗車日3日前(23:30)までの予約で、「のぞみ」「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」「つばめ」のグリーン車が割引になります。
- 東海道・山陽・九州新幹線で利用できます。
- 料金は乗車券と特急券が一体になっています。
- 発売数には限りがあります。
利用可能期間
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始等以外の期間は通年販売しています。
発売期間
乗車日1ヵ月前の10:00から3日前の23:30まで
対象列車・対象設備
「のぞみ」「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」「つばめ」のグリーン車
設定区間・料金
詳しくはスマートEXの公式サイトに掲載されている下記をご参照ください。
EX早特7
お得になる金額(目安)
1,210円お得になります。
特徴
- 乗車日7日前(23:30)までの予約で、「のぞみ」「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」「つばめ」の普通車指定席が割引になります。
- 東海道・山陽・九州新幹線で利用できます。
- 料金は乗車券と特急券が一体になっています。
- 発売数には限りがあります。
利用可能期間
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始等以外の期間は通年販売しています。
発売期間
乗車日1ヵ月前の10:00から7日前の23:30まで
対象列車・対象設備
「のぞみ」「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」「つばめ」の普通車指定席
設定区間・料金
詳しくはスマートEXの公式サイトに掲載されている下記をご参照ください。
EXファミリー早特7
お得になる金額(目安)
1人当たり1,710円お得になります。
特徴
- 乗車日7日前(23:30)までの予約で、「ひかり」「こだま」の普通車指定席が割引になります。
- 2名以上同時に予約する場合にご利用可能です。
- 東海道新幹線でのみ利用できます。
- 料金は乗車券と特急券が一体になっています。
- 発売数には限りがあります。
利用可能期間
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始等以外の期間は通年販売しています。
発売期間
乗車日1ヵ月前の10:00から7日前の23:30まで
対象列車・対象設備
「ひかり」「こだま」の普通車指定席
設定区間・料金
詳しくはスマートEXの公式サイトに掲載されている下記をご参照ください。
エクスプレス予約を利用する(別途年会費が必要)

| お得になる金額(目安) | 310円 |
|---|---|
| 難易度 | ★★★★/5点満点中 |
| おすすめ度 | ★★★★/5点満点中 |
エクスプレス予約は年間1,100円の年会費がかかりますが、お盆や年末年始、連休などの期間も含め、1年中会員価格で東海道・山陽・九州新幹線の指定席を利用できる会員制のネット予約サービスです。
事前予約によって「EX早特」が適用されれば、310円引きにとどまらない大幅な割引を受けられるため、通常料金よりも格段に安く移動できます。
また、前述の通り繁忙期(ゴールデンウィーク・お盆・年末年始)でも通常時と同額の会員価格で利用できる利点があります。新幹線に乗る頻度が高い方であれば、年会費を払ってでも十分に元が取れるおすすめのサービスです。
新大阪~名古屋を走る新幹線の基本情報

所要時間
| のぞみ | 約49分 |
|---|---|
| ひかり | 約54分 |
| こだま | 約1時間8分 |
通常の料金(普通車指定席)
| のぞみ | 6,680円 |
|---|---|
| ひかり・こだま | 6,470円 |
新大阪~名古屋を走る新幹線の始発・終電
新大阪駅
始発
のぞみ230号
| 新大阪駅発車 | 6:00発 |
|---|---|
| 名古屋駅到着 | 6:48着 |
終電
のぞみ108号
| 新大阪駅発車 | 22:30発 |
|---|---|
| 名古屋駅到着 | 23:20着 |
名古屋駅
始発
のぞみ101号
| 名古屋駅発車 | 6:20発 |
|---|---|
| 新大阪駅到着 | 7:09着 |
終電
のぞみ293号
| 名古屋駅発車 | 22:58発 |
|---|---|
| 新大阪駅到着 | 23:45着 |
まとめ

最後に、今回ご紹介した新大阪〜名古屋間の割引方法と特徴を一覧で整理しました。
| ひかり号を利用 | 210円 |
|---|---|
| ぷらっとこだま | 1,340円 |
| 自由席 | 740円 |
| スマートEX | 200円 |
| EX早特 | 1,210円~1,710円 |
| エクスプレス予約 ※EX早特の場合はさらに大幅割引 | 310円 |
新大阪〜名古屋間の移動において、どの節約方法を選ぶべきかは「予定が決まっているタイミング」と「重視するポイント(速度・予算・快適さ)」によって異なります。
予定が1か月前〜1週間前から決まっている場合
割引率が非常に高い「EX早特」をはじめとする早期割引商品の利用が最もおすすめです。
直前の予約や、手軽に安くしたい場合
年会費無料の「スマートEX」を利用して「ひかり号」の指定席を予約するのが確実です。のぞみ号とほぼ同じ所要時間でありながら、費用を抑えることができます。
1人旅や始発駅から乗る場合
新大阪始発の列車を狙ったり、座席数の多いひかり号の自由席を活用することで、手軽に740円分の節約ができます。
移動時間にゆとりがあり、安さを最優先したい場合
「ぷらっとこだま」を利用することで、所要時間は約1時間以上かかりますが、圧倒的な安さとドリンク引換券という嬉しい特典も付いてきます。
ご自身の移動プランや優先順位に合わせて最適な方法を選び、スマートで快適な移動にお役立てください。

新大阪〜名古屋間で新幹線を利用する際、駅の券売機や窓口で通常の乗車券・特急券を買うのではなく、ネット予約サービスの「スマートEX」を利用するだけでも運賃を抑えることができます。さらに、スマートEXにSuicaやICOCAなどの交通系ICカードを紐付けておけば、券売機で紙のチケットを発券する手間もなく、改札機にICカードをタッチするだけでスムーズに乗車できるため非常に便利です。
私も新幹線を頻繁に利用しますが、移動のタイミングや目的に応じて「EX早特」「ぷらっとこだま」「ひかり号」などを使い分け、移動費を節約しています。
乗車日より前に予定が決まっている場合はスマートEXの割引商品である「EX早特」を活用し、移動時間に余裕があって安さを最優先したい場合は「ぷらっとこだま」を選ぶなど、それぞれの特徴を把握しておくことで、旅費の負担を大きく軽減できます。




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