
飛騨市にある人気のアクティビティ・ガッタンゴー(Gattan Go!!)。廃線跡を駆け抜ける特別な体験として注目を集めていますが、いざ行くとなると「どんな景色が広がっているのか」「どのコースを選べばいいのか」など、気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、実際に筆者が体験してきた「渓谷コース」のリアルな雰囲気や見どころをはじめ、どのような旅行スタイルにおすすめか、事前に知っておくべき注意点、さらにはアクセスや料金といった基本情報まで詳しくまとめました。
これからガッタンゴーへの訪問を計画している方や、渓谷コースの魅力を知りたい方は、ぜひ旅行の参考にしてみてください。
レールマウンテンバイク「ガッタンゴー(Gattan Go!!)」とは

廃線跡を駆け抜けるアクティビティ
レールマウンテンバイク「ガッタンゴー(Gattan Go!!)」は、岐阜県飛騨市神岡町で楽しめるアウトドアアクティビティです。
レールバイクとは、かつて列車が走っていた本物の線路の上にマウンテンバイクを固定し、ペダルを漕いで進む乗り物です。自転車の安全性と鉄道の安定感が組み合わさっており、線路の継ぎ目を渡る際に手元や足元へ伝わる線路の上を走る振動と音を全身で感じることができます。普通のサイクリングでは味わえない独特の爽快感と、線路の上からの特別な景色を楽しめる点が最大の魅力です。
神岡鉄道の廃線跡を利用している
ガッタンゴーで走る線路は、2006年に惜しまれつつ全線廃止となった「神岡鉄道」の廃線跡を利用しています。神岡鉄道は、地元の貴重な足である旅客列車としての役割だけでなく、神岡鉱山で産出された濃硫酸などを輸送する貨物列車としても活躍していました。路線全体の約6割をトンネルが占めていたことから、当時は「奥飛騨の地下鉄」の愛称でも親しまれていました。
収益の柱であった貨物輸送がトラック輸送へ切り替わったことをきっかけに廃線となりましたが、地域の大切な遺産である線路を残し、観光資源として再生させようという地元有志の取り組みによって誕生したのが現在のガッタンゴーです。
季節限定で楽しめる飛騨の体験スポット
ガッタンゴーは、雪深い飛騨エリアに位置するため通年営業ではなく、毎年春から秋限定で運行されており、ファミリーからカップル、友人同士の旅行まで幅広い世代の方が楽しめるアクティビティです。
絶景とスリルを味わえる「渓谷コース」を紹介

ガッタンゴーには、街並みを抜けながら気軽に走れる「まちなかコース」と、雄大な大自然と絶景を満喫できる「渓谷コース」の2種類が用意されています。
今回は、よりスリルと冒険感を堪能できる「渓谷コース」を実際に体験してきました。
渓谷コースの概要と所要時間
渓谷コースは、旧漆山駅から二ツ屋トンネルの手前までの区間を、往復約6.6km(片道約3.3km)楽しむことができます。説明や途中の折り返し地点での休憩時間を含め、全体で約1時間から1時間15分程度のアクティビティとなっています。
川に沿って線路が敷かれており、見渡す限りの山並みや渓谷美を間近に感じることができます。また、神岡鉄道時代に使われていた鉄橋やトンネル、駅のホーム跡や設備などがそのまま残されており、廃線探索としての魅力も満載です。
まちなかコースとの違い
| 渓谷コース | まちなかコース | |
|---|---|---|
| 走行距離 | 約6.6km(片道約3.3km) | 約5.8km(片道約2.9km) |
| 主な景観 | 雄大な渓谷美・山並み・清流 | 神岡の街並み・里山 |
| 見どころ・特徴 | スリルある高所鉄橋・深いトンネル | 車両の種類が豊富・初心者や小連れ向け |
| こんな方におすすめ | 絶景やアクティブな刺激を楽しみたい方 | 気軽にサイクリング感覚で楽しみたい方 |
渓谷コースはまちなかコースに比べて走行距離がやや長く、トンネル内や鉄橋上での風が肌寒く感じられる時間帯もあります。新緑の春や紅葉の秋など、季節ごとの自然美を全身で体感したい方におすすめのコースとなっています。
渓谷コースで利用できるレールバイクの種類

2~3人乗りの電動アシスト付き車両
渓谷コースで用意されている標準車両は、2名または3名で乗車するタイプのレールバイクです。
3名で乗車する場合は、左右に並んだ2名がペダルを漕ぎ、中央のシートに1名が着席する形をとります。また、全ての車両に電動アシスト機能が標準装備されているため、登り坂や長距離の走行であっても大きな負荷がかかることはありません。体力に自信がない方でも無理なく最後まで楽しむことができます。
まちなかコースでは様々な車両が用意されている
まちなかコースでは、ファミリー向けの木製トロッコ付き車両や、ペットと一緒に乗車できるケージ付き車両など、様々な車両が揃っています。グループ全員で1両に乗って賑やかに楽しみたい場合や、小さな子どもと一緒に体験したい場合は、まちなかコースがおすすめです。
渓谷コースの見どころと実際の雰囲気・魅力

集合場所へのアクセスと注意点
渓谷コースの受付・乗り場は、旧漆山駅付近に位置しています。
周辺は豊かな自然に囲まれた山間部となっており、公共交通機関でのアクセスが限られるため、基本的には車での移動をおすすめします。無料の駐車場が整備されているため、車での訪問時も安心です。山道を通るルートとなるため、当日は時間に余裕を持って出発するとスムーズです。
受付から乗車準備までの流れ
現地に到着したら、まずは受付で手続きを行います。乗車前にはスタッフから安全に関する注意事項や、ペダル・電動アシスト機能の操作方法についての丁寧な説明があります。
レクチャーを受けた後、安全対策として全員にヘルメットが貸し出され、着用を行います。線路の継ぎ目での揺れやトンネル内の走行もあるため、ヘルメットの装着は必須となっています。準備が整い次第、指定されたレールバイクへ乗り込み、出発を待ちます。
当時の面影が残る「旧漆山駅」のホーム
スタート地点を出発して少しペダルを漕ぎ進めると、かつて神岡鉄道で実際に使われていた旧漆山駅の跡地が現れます。ホームや駅名標が当時のままの姿で保存されています。

緑に包まれる森林エリア
スタートしてしばらくは、高くそびえ立つ木々に囲まれた豊かな森の中を走り抜けます。今回訪れた6月は新緑に包まれ、鮮やかな緑のグラデーションを満喫することができました。秋には山全体が赤や黄色に染まり、紅葉を楽しむことができます。

森を抜けると広がる川と渓谷美
森を通り抜けると視界がに開け、高原川が現れます。先ほどまでの木々に包まれた静かな山中から一転し、雄大な山並みと川の流れを同時に見渡せる解放感抜群のロケーションへ変わります。

時の流れを感じさせる踏切跡
再び森の中へ入ると、前方に踏切の跡が見えてきます。街中にあるような遮断棒や警報機がついた大型の踏切ではなく、注意を促す看板とシンプルな柵だけが設置された非常に簡易的な作りの踏切です。現在は道路としての役割を終えているため人通りもなく、山の中にひっそりと佇む姿はどこか哀愁とレトロな情緒を感じさせます。

神岡鉄道時代の面影を残すスノージェットとトンネル
渓谷コースの道中には、神岡鉄道時代から使われているトンネルが2箇所あります。トンネルの手前には、豪雪地帯ならではの線路を雪から守る構造物であるスノージェットも当時の姿のまま残されています。普段の生活では鉄道の線路トンネル内を自分の足で漕いで通過する機会はめったにありません。ライトの光を頼りに暗闇の中を走り抜ける感覚は、このアクティビティならではの大きな見どころです。

川を見下ろす高架橋と鉄橋
コースの終盤にかけて、深い谷や川をまたぐ高架橋やダイナミックな鉄橋が現れます。高所ならではの適度な緊張感とスリルを味わいつつ、爽やかな風を感じながら橋を渡りきる体験は、渓谷コースの魅了の1つです。

折り返し地点での休憩と漕ぎ手交代
片道約3.3kmを走り抜けると、二ツ屋トンネルの手前にある折り返し地点へ到着します。ここでは一度レールバイクから降車し、スタッフが車両の向きを反対方向へ転換する間、5分から10分ほどの短い休憩時間が設けられています。3名で乗車する場合、この休憩時間を利用してペダルを漕ぐ人と中央シートに座る人を交代することが可能です。

その他に撮影した渓谷コースの風景






ガッタンゴーの渓谷コースはどんな人におすすめ?

ガッタンゴーの2つのコースのうち、渓谷コースは手つかずの大自然がもたらす圧倒的なロケーションと、廃線アクティビティならではの程よいスリルを存分に味わえるのが最大の魅力です。乗車人数や設備面での特徴を踏まえると、特にこのような旅行スタイルや目的を持った方におすすめです。
- 大自然の絶景と爽快感を味わいたい人
- 高所のスリルや非日常体験を楽しみたい人
- カップルや友人同士の少人数グループ(2〜3人)
- 鉄道ファンやレトロな雰囲気が好きな人
- アクティビティを楽しみたい人
小さなお子様連れや大人数ならまちなかコースがおすすめ
自然美やスリルを前面に出した渓谷コースに対して、まちなかコースは誰もが安心して楽しめるバリエーション豊富な車両ラインナップと、街並みの雰囲気が魅力となっています。ご一緒されるメンバーの年齢構成やグループの人数によっては、まちなかコースを選んだ方が良いもしれません。
- 小さなお子様連れのファミリー
- 4人以上のグループや3世代での旅行
- 愛犬と一緒に旅を楽しみたい人
- 高所恐怖症の方やスリルが苦手な人
- 自然よりも街並みを楽しみたい人
ガッタンゴーを楽しむ際の注意点

振動と暗いトンネルに注意
レールバイクは本物の鉄路の上を走行するため、車輪と線路がぶつかる独特の振動が体に響きます。また、コース上は暗いトンネルを通過するエリアもあります。
そのため、音や振動、暗闇に驚いてしまう可能性のある小さなお子様やペットを同乗させる場合は注意が必要です。必要に応じて声をかけたり、抱っこや固定をしっかり行うなど、事前の配慮をおすすめします。
予約制のため早めに枠を確保する
ガッタンゴーは完全事前予約制のアクティビティとなっています。
特に観光シーズンや土日祝日は大変人気が高く、希望する時間帯の予約枠が早い段階で埋まってしまう傾向にあります。旅行の日程が決まったら、公式サイトか電話にてできるだけ早めに予約手続きを済ませておくと安心です。
先にトイレを済ませて飲み物を準備
一度コースへ出発すると、途中の線路上や折り返し地点にはトイレや自動販売機が設置されていません。
片道約3.3kmの距離を往復するため、乗車前の受付時間を利用して必ずトイレを済ませておくことが大切です。また、ペダル運動による喉の渇きに備え、あらかじめ飲み物を準備しておきましょう。
直射日光に備えた日焼け・紫外線対策
コースの多くは屋外の線路を走行するため、天気の良い日は長時間にわたって直射日光を受けることになります。
帽子や日焼け止めの着用はもちろんのこと、サングラスや羽織るものを用意するなど、十分な紫外線対策を行って乗車することをおすすめします。特に夏場や日差しの強い時期は、熱中症対策も含めて快適に過ごすための準備が欠かせません。
動きやすい服装と汚れ対策
ガッタンゴーは自力でペダルを漕ぐアクティビティのため、動きやすい服装で訪れることをおすすめします。特に女性の場合、ペダルに巻き込まれる危険や漕ぎやすさを考慮し、スカートではなくズボンでの参加が良いでしょう。
また、コースは山の中に位置しており、自然の中ならではの泥跳ねなどが付着する可能性もあります。お気に入りの服や極端に汚したくない服は避け、動きやすく万が一汚れても問題ない服装を選ぶと安心です。

SNSで偶然見かけて以来、いつか訪れてみたいと思っていたのが「レールマウンテンバイク Gattan Go!!(ガッタンゴー)」でした。
かつて実際に使われていた廃線上のレールを使い、屋根も壁もないむき出しのレールバイクで駆け抜ける感覚は、普通は味わえない体験でした。
小さなお子様から大人まで楽しめる点も大きな魅力です。飛騨の豊かな自然に包まれながら非日常的なアトラクション体験を楽しみたい方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
アクセス・料金・営業時間
| 施設店 | レールマウンテンバイクGattan Go!!渓谷コース |
|---|---|
| 住所 | 〒506-1215 岐阜県飛騨市神岡町西漆山 |
| 電話番号 | 578-82-6677 |
| 駐車場 | 台数:40台 料金:無料 |
| 定休日 | 予約ページよりご確認ください |
※上記営業時間などは変更になってる場合があります。
ガッタンゴーの料金について
ガッタンゴーは1人あたりではなく、1両ごとに料金が設定されています。
| 料金 | 1両につき6,000円 |
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料金を支払うタイミングと支払い方法
予約金や事前に支払うことはありません。当日受付をする際に料金は支払います。
支払い方法は現金のみです。



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